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『 拠り所 』

実は以前コラムの欄に『Royalty 忠誠心とは その2』と云うタイトルで載せましたが、そこに出て来ます黒い毛の犬がご主人の死を嘆きその挙げ句、黒い毛が白くなってしまったお話をしましたが、その後日談があるのです。ご主人のお孫さんが成長しご両親とともにその子育てに一役かったと云うのです。それからと云うもの、一旦白く変わってしまった毛も徐々に黒く戻って来たと云います。最愛のご主人を失い失意のどん底に突き落とされたその犬が新たに見付けた生き甲斐がそのお孫さんだったのでしょう。それに似たペットのお話が僕自身の身近かにも起きた事を思いだします。長年飼っていたプードルが歳を重ね相当老いも目立って来た頃、新しく我が家に子猫がやって来ました。その子猫を見たプードルは子猫を猫っ可愛がりに可愛がり、嘗て自分が子育てをした頃を思い出したのか食事を採ればオッパイが出ると思ったのか、食も細くなっていたのにも関わらず沢山食べ始めお乳をその子猫に飲ませようとしたのです。勿論お乳だ出る筈もないのですが、それでも子猫は喜んでそのお乳にしがみついたのです。そこで出来上がった犬と猫の疑似親子の姿は微笑ましいものがありました。生き甲斐を見付けたプードルも実に幸せそうでした。しかしその幸せな日々も長くは続かず、ある日子猫はよその猫に噛まれ、それがもとで破傷風にかかりあっと云う間に死んでしまったのです。病んでいた子猫を看護していた時のプードルの心配そうな眼差しが今でも思い浮かびます。子猫の死で失望したプードルはそれから間もなく後を追ったのです。生き甲斐を失ったのです。動物や人間に関わらず生き甲斐とか心の拠り所が如何に大切かが判ります。例えどんなに強い人でも、又犬や猫も孤独では生きられないのです。可愛がられたご主人の死に悲しむ犬の行動は恩に報いる”義”にも見え、そのお孫さんへ移した愛もまたそう見えるのです。動物の本能的原理。犬猫ですら持つこの感情に人間として理屈抜きで流されて見たいと思います。

2009年10月30日



 
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