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『 平等とは 』

福沢諭吉『学問のすすめ』にある「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」ですが、その解釈と背景は、人は皆平等と解釈されるのが一般的常識ですが、実はその逆で”人間は往々にして不公平なのだ。その不公平に立ち向かう術は唯一知識。”だからこそ学問が必要と福沢諭吉は訴えたのです。

更に福沢諭吉の代表的主張にもう一つ『独立自尊』があります。それは氏の戒名にも使われました。なおその言わんとするところは「心身の独立を全うし、自らその身を尊重して、人たるの品位を辱めざるもの、之を独立自尊の人と云ふ」と言っております。
“一身独立して一家独立し、一家独立して一国独立し、一国独立して天下も独立すべし。”とあります。国民一人一人がIndependent(自主性を持った存在)であれば延いては国力も増すと言う意味です。それは現代社会においても充分通用する理念です。

なぜ、独立自尊の精神が必要なのか。それは『独立心の無い人間は必ず人を頼り、人に頼ればいずれ必ず人を恐れるようになる。人を恐れれば、次は必ず諂う(へつら)ようになり更には人を恐れ、諂い始めるし、それに馴れると恥じる心が薄くなり、言うべき問題も言えず人さえ見ればただ媚びるからだ』と福沢諭吉は極端な表現も使っています。

それはさて置き人間の求める状態は何時の世にも”平安”こそが究極なのです。平安とは、”天下泰平.家内安全”の事です。我々は意識するしないに関わらずその理念を一義に生きているのです。それを妨げると見なした相手や事柄に立ち向かうのが”独立自尊の人”と呼ばれるのです。

ここに例として上げるのも嫌悪する所ですが、先頃世間を騒がせたタレントの某が女性との交歓に快楽目的の麻薬を用いました。それにより女性がショック死を遂げたのですが、そこで某が説明するところに依ると:ー”麻薬とは知らず、女性に進められるまま用い女性がショックを起こしたのを見て慌てて関係者を呼び相談すると、その場を立ち去るように指示を受け立ち去った。”と云ったそうです。彼が小学生か未成年者であればそれも頷けますが、立派に成人した男性の云うべきことでしょうか。それが通るとでも思ったのでしょうか。人一人が命の危機に直面しているのを見て、先ずはその救命に全力を上げるべき所、以後の自分の護身のため救急の処置を怠ること事態考えられない行為です。正に依存心や依頼心による身勝手な行いではないでしょうか。これもやはり独立し切っていない人間の引き起こした卑怯な事件であると僕は思います。独立自尊とは自己の利益を守るだけの尊厳ではないのです。繰り返します。「心身の独立を全うし、自らその身を尊重して、人たるの品位を辱めざるもの、之を独立自尊の人と云ふ」これからも僕自身、この一義を旨に生きたいと思っています。

2009年9月7日



 
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