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 『仕合に臨む選手の覚悟』

2008年4月5&6日に開催されました極真(松井派)主催の国際親善大会に極真会のご好意により葉隠塾も2名参加させて頂きました。両君共に高校生で軽量と重量級にエントリー致しました。

先ず、軽量級から出場の葉隠塾選手としてHPにも紹介されています根本周と重量級からのこれもまた葉隠塾選手としてHPにも紹介されています松原豪の両名です。

両君の仕合に臨む心構えとして塾長に立てた誓いをご紹介致しましょう。
長く苦しい練習を経て挑んだ仕合に万一初戦で敗退したらそれを如何に自分が受け止めるかと云う覚悟を裏付けるものであり、三者から強制すべき事柄ではないのでおことわりしておきます。
遠い昔、大山倍達総裁の修業時代、山篭りへの覚悟として片眉を剃り落とすと云う逸話に慣ったものなのです。

武士道において頼れるものは唯一、己の能力のみ。それは武術を志す者達の確認するまでもない不文律です。されどそれを支える精神に今一つ圧力をかけ己を律する覚悟の誓いでもあるのです。

先行して仕合に臨んだのは根本でした。結果は残念ながら初戦で敗退です。
己の矜持を持っての仕合だったのでしょうそれは試合後の表情からも察しが付きます。仕合場から下りるとそのまま師範代の清水に『申し訳ありません。負けました。剃刀使わせて下さい。』と申し立てると清水から『それはお前じゃなく塾長の決めることだから先ず会って来い。』と云われ私のもとに参りました。清水に云った同じ台詞を繰り返しますのへ『良い仕合だったね。欲を言わせてもらえるなら延長でハッキリとした結果を出させて欲しかったと思う。だから今回の誓いは次回に持ち越し。次に頑張って下さい。』と云い眉剃りは預かりました。本人としては如何に塾長の預かりとは言え剃らずに持ち越す事は潔しとしない筈で、剃る以上に辛い結果であると思います。それを承知での預かりです。新たなプレッシャーに耐えて次に繋ぐ試練なのです。

さて、次に控える松原は初戦を凌ぎその勢いをかり準々決勝まで勝ち上がりました。しかし、その対戦相手が問題なのです。170センチ強の松原に対し相手はロシアからの巨漢で190センチの体重は何と160キロもあるのです。
重量級とは言え松原は体重70キロを少し上回るだけです。
予想では力負けし、押され飛ばされ技の出せないままに押し切られるものと思うしかありませんでした。それを打ち消すように開始早々飛びかかり膝蹴りを試み、そのまま突き、蹴りを連打し続けたのです。下段蹴りで1、2度バランスを崩す場面もありましたが結局は延長戦で勝ちを得たのです。しかし、欲を云うならばその後の準決勝もそれなりの仕合をして欲しかったのですが、何と見事な一本負けをきしたのです。中段で落ちる松原を見るのは初めてでした。
前の仕合で燃え尽きたと云えば聞こえも良いのですが、そこで良しと思ってしまったのであれば残念なことです。

いずれにせよ葉隠塾からの二名の選手はこのようにして桜と共に散って行きました。二人共に青春の思いでが出来た良い日であったと思います。

2008年4月吉日  塾長 成嶋弘毅 




 
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