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『親が子に託す夢の幅』

間もなく春の進学季節になります。親は各々の子に期待し、夢を馳せて行きます。親が子に寄せる期待は留まる所を知りません。少しでも子供に可能性を見出すことが出来ればもっともっとの欲が出るのも親心と云うものです。”這えば立て、立てば歩めの親心”です。

親は当然子の為を思い期待し支えているのですが、知らず知らずの内に親の見栄に移り変わって行き、○○さんのとこの××君は凸凹大付属の中学校に入れたのにお前はどうして駄目なの。恥ずかしいじゃないか。とか、気付くと虚栄の世界に入っている場合もあるのです。期待は競うためのものではなく、まして優越感を持つ為の手段であってはなりません。自分独自の思いとしてうちに納めておくものです。

それは競い合うこと(=勝負)の多い武術家をいさめた語録の中にも見られます。
◎『武の道は柔らか過ぎず剛過ぎず、争わず誇らずあなどりもせず軽んぜず、常に恥を知り忍ぶを旨とする』

むやみに相手と競い合い、勝って相手を見くびったりもせず、我慢を信条とし自分が幸いにして優秀であったならばそれは自身の誉れとして留め、他人に語るべき問題では更になく、自慢は人が心地良く聞ける話題ではないと知るべきなのです。

更に、親子間の問題として、自分が出来なかったことを子供に託し求めるには親にもそれ相応の覚悟が必要です。それは親の学歴でも財産でも社会的肩書や地位でもなく、親として恥じない清らかさと期待が純粋に質実を求める真の願と感じられれば子もそれに応えるはずですが、そこに親の勝手な自意識や見栄、欲望を感じた時点で子に被害者意識が芽生え反発するものです。

人間の心には悪魔と天使が同居している事も知っておくべきです。弱いものを見ると意地悪くなったり、恵まれた人間を見ると妬ましく思えたりする性です。その逆に弱いものを支え、妬む感情を抑え忍ぶ心を育てて行かねばならないのです。我々にはそこでバイブルとも言える”お手本”武士道があるのです。武士道は戦う者だけの教えでは決してありません。無論そこには力強い精神とそれを支えるべき身体と技も存在しますが、戦闘を本分とせず武士道を全うするサムライも同時に存在していたのです。戦闘家とは敵を想定します。しかし、その敵は人間であるとは限らなく、ほかの人や自分の中に棲む悪魔でもあるのです。”子供へ託す夢の幅”も親は欲や見栄で計ってはならないのです。

塾長 成嶋弘毅 




 
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