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『義を見てせざるは勇なきなり』

上の言葉は武士道を一口に表したものと私は思います。
武士道イコール武術(=武道)ではないのです。日本人が永く持ち続け、育んできた良心と云うか、正義こそ武士道なのです。

正義にも様々な種類がありますが、ここでは判り易く、理不尽(理屈の通らない無理)な暴力的行為への対応に絞りました。

例に上げますと、酔っ払いが無抵抗の人間に絡んでいるのを見て“止めに入ろうか。とか、叉は行儀良く順番を待つ自分達の前を平然と割り込む輩を見て義憤を感じない人はまずいないと思います。
その酔っ払いや割り込み男がひ弱そうであれば別ですが、屈強な荒くれ者であったらどうでしょう。勇気を出す前に怯み(ひるみ)ませんか。誰もが怯んで義を果たせず終り、そんな自分に恥じたり、悔やんだ事が過去にある筈です。

一般に世の中、小さく弱そうな悪は退治できても大きく強そうな悪は、はびこらさせてしまうものです。 そこで欠かせないのが肉体的強さと胆力(=ものに恐れず臆さない気力)ではないでしょうか。

話しても判らないような輩を制するには武術の鍛練から胆力を養い、自若(出来事に動揺せず、落ち着く心。道場訓でいう不図事=はからずごとです。)に振る舞う事のできる人格、風格を形成することです。そこで初めて義を見て勇気を発揮出来るのです。 心身の武装による自若の風格こそが正義と誇りの“守護神”になるのです。

しかしながら、義を見て勇気を発揮するには大勇と匹夫の勇を弁え(わきまえ)ねばなりません。”勇とは正しき(義しき)ことをすることなり。ですが、常識的に弁えた上での行動が大勇であり、義をたてまえとするが、盲目となり、行う行動を匹夫の勇と云います。

易しく説明するなら、大勇とは瞬時に状況を判断し、冷沈着に発揮する勇気であり、 匹夫の勇とは、正義の下に己を猪突猛進させる事です。
とは云え、そこの判定は難しいものがあります。
どちらも勇気である事に違いないからです。
もとより、冷静沈着に状況を判断し対処する勇気にこしたことはありません。

皆さんの中にも暴力に立ち向かった際、チンピラやヤクザ風な言葉を吐き、(バカヤロー、テメーぶっ殺すゾーなど)先に己を鼓舞、相手を威嚇しながら向かった経験がありませんか。“キレテ”しまえばこっちの勝ちでは武士道とは言えないのです。ある一定の気品も保たねばなりません。冷静沈着なる勇気こそ理想とするところです。粗野粗暴であってはならないのも武士道です。

葉隠塾 塾長成嶋弘毅

 
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